入浴とは日本人に昔から愛されています。日本は温泉も多くリフレッシュで温泉旅行に行く方も多いと思います。昔は「汚れを落とす」ためだけではなく、健康や福を得られるという考えがあったそうです。
そんな中であなたは入浴を週どのくらいの頻度で入っていますか?
入浴は普段はもちろん運動後にもすることで運動効果を上げてくれます。
Q、運動後の入浴方法シャワーで済ましちゃっていいの?
A、NO
極端な答えになってしまいましたが正確には、運動効果を最大限に生かしたいのであればシャワーだけで終わらせるのではなく湯船につかるべきです。
その理由を細かくお伝えしていきたいと思います!
運動の効果を上げてくれる入浴法
1運動後直後の入浴はNG?
運動後の入浴自体は効果的でおすすめですが、運動直後の入浴はお勧めいたしません。運動後は30分程度空けてから入浴するのが好ましいと言われています。運動後の身体は筋肉が傷ついて熱を持ったアクティブ状態です。つまり軽い炎症がおこっている状態です。その直後に熱いお湯に入ってしまうと心臓や筋肉自体に負担がかかってしまいます。更に運動直後に入浴すると脂肪を分解する«リパーゼ»が減少してしまうので運動後は三十分程度しっかりストレッチやクールダウンをして身体の熱を冷ましてから入浴するといいでしょう。
シャワーで汗を流すのは心臓などに負担がなく、クールダウンに繋がるので問題ないです。
2運動と入浴は何が関係あるのか?
入浴は運動後の疲労回復に効果があります。
先ほどもお伝えした通り、運動とは筋肉に傷をつける作業です。それを修復するために血液や疲労物質が筋肉内の毛細血管にたまります。これが筋肉の疲労や筋肉痛のもとになるというわけです。
入浴をして身体を温めると筋肉内にある毛細血管が広がり、血流がよくなり疲労物質が排出されやすくなります。
入浴に加えてマッサージをすると更に血行促進につながるので効果倍増です。
運動してもからだの疲れが取れないといった方は積極的に入浴を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もちろん運動習慣がなく疲れがたまりやすい方も入浴を取り入れてほしいです。
3入浴の三つの効果と作用
1血液を促す⇒温熱作用
体の芯まで温まる事ができるので毛細血管が広がり老廃物が排出しやすくなります。
2血液を押し出す⇒水圧作用
水の中は空気より重たい圧(水圧)がかかるのでマッサージと同じ効果が得られます。
血液を心臓の方に押し上げてくれるので血液循環がよくなりむくみ解消に効果的。
3身体の緊張をほぐす⇒浮力作用
水中では体が浮きます。肩までお湯につかると体感体重は陸の9分の1に。筋肉の緊張が緩まってリラックス効果UP。
入浴するだけで血液循環がよくなり、水圧でマッサージ効果も得られて緊張がほぐれリラックスができるということです。湯船につかると一石三鳥です!
では次に全身浴と半身浴のそれぞれいいところをお伝えしていきます。先ほど紹介した三つの効果と作用は全身浴、半身浴もともに得られます。それを踏まえてご覧ください。
【全身浴の良いところ】
身体が早く温まり冷え解消に効果的。お湯の量が多く深層が深ければ深いほど水圧が強まりマッサージ効果が高まる。肩こりや疲れが気になる方は全身浴がおすすめです。
【半身浴の良いところ】
長く入れて身体にかかる負荷が少なく身体の芯から温まる。内側から汗がかけるのでデトックス効果、美容効果UP。ダイエット中の方や心臓に負担をかけたくない方は半身浴がおすすめです。
ご自身の体調や目的に合わせて取り入れてみてください。
4入浴するタイミング
入浴は運動効率UPとともにリラックス効果があります。入浴すると一時的に身体の温度が上がり、熱が下がっていく時に一番身体がリラックスしている状態になり、深く質のいい睡眠をとることができます。ですので、入浴は寝る1~2時間前が好ましいです。
当日の疲れを次の日に持ちこしたくないあなたにおすすめなのは『ストレッチ』です。
ストレッチすることで身体のこわばりをほぐす事ができます。
入浴後身体が温まっているときにストレッチするとストレッチの効果も上がります。
関節の可動が良くなり筋肉も伸びてリラックス効果が高まります。入浴とストレッチは次の日に、疲れを残さない最高な組み合わせです!
まとめ
・入浴は運動効果をあげてくれ、さらに疲労回復に効果的
・入浴は血液を促す温熱作用、血液を押し出す水圧作用、身体の緊張をほぐす浮力作用がある
・入浴するタイミングは寝る1~2時間前が好ましい
・リラックス効果をあげるためにもストレッチも取り入れる
どうでしたか?運動している方必見です!シャワーだけで済ませているという方は、今日から入浴を取り入れてみてはいかがですか?
何事も継続が大切ですが、まずは一週間からなど無理のないように行ってみてください。