ピラティス専用のウェブサイトや動画配信などで、インストラクターの方がおしゃれなトレーニングウェアを着ているのを見たことのある方もいるのではないでしょうか。 では、実際にピラティスを行う場合、どのような服装がよいのでしょうか。 今回は、これからピラティスをはじめようと考えている方のために、ピラティスの服装の選び方について、詳しく解説していきます。
目次
ピラティスの服装は家にある服でも大丈夫？
最近はピラティスの動きを解説した動画配信やオンラインレッスンなども増えてきて、自宅でも気軽にピラティスのトレーニングを行うことができるようになりました。 時間の空いたときに自宅で気軽に始められるのも、ピラティスの魅力なのですが、意外と忘れがちなのが服装のこと。 ピラティスをする際の服装を特に気にすることなく、普段着のままトレーニングをしているという方も多いのではないでしょうか。 ピラティスをするのに服装の決まりは特にありませんので、Tシャツや短パンでも全く問題はないのですが、ピラティスに向いている服装はあります。 ピラティスに向いている服装について詳しくご紹介する前に、まずはピラティスの動きの特徴についておさらいしておきましょう。 ピラティスはもともと、リハビリを目的として考案されたもので、現在では男女問わず幅広い層から人気の高いトレーニングメソッドのひとつです。 その特徴は、胸式呼吸によって深い呼吸をしながら流れるように体を動かしていくこと。 ピラティスと同じく人気のエクササイズでもある「ヨガ」は精神を鍛えることを目的としていますが、ピラティスはインナーマッスルを鍛えて筋肉や骨を整えることを目的としています。 そのため、ピラティスのトレーニングでは特定のポーズを決めて静止するのではなく、「呼吸」と「筋肉や骨の動き」を意識してトレーニングしていくのが一般的です。 このようなピラティスの特徴をしっかりと理解したうえで、服装を選んでいくと良いでしょう。
ピラティスの服装の選び方1：体にフィットするものを選ぶ
ピラティスでは骨盤の傾き方や腰の位置、膝の高さ、胸やお腹の動きなどに意識を向けながらトレーニングを行うことが大切です。 ピラティスをはじめたばかりの頃は、自分の感覚だけで正しく動けているかを確認することが難しいため、実際に自分の目で確認しながら体を動かしていくことになります。 オーバーサイズのゆったりした服では、細かな動きを目視することが難しいため、初心者のうちはできるだけ体にフィットするものを選ぶようにしましょう。 とはいえ、ダイエットを目的にピラティスをはじめようと思っている方の中には、体にフィットする服装に抵抗がある方も少なくないはずです。 お腹やお尻が気になるという方は、レギンスの上にショートパンツを重ね着したり、ノースリーブではなく半袖のトップスを選んでみてはいかがでしょうか。 また、体にフィットするものと言っても、窮屈に感じるくらいフィットするものはNGです。ピラティスでは呼吸を止めずに動くことが重要になるため、呼吸がしにくかったり体を動かしにくいと感じるものはおすすめできません。
ピラティスの服装の選び方2：伸縮性のある服装を選ぶ
ピラティスの特徴でも説明した通り、ピラティスは胸式呼吸をしながら連続的に体を動かすトレーニングです。 その動きを妨げないように、伸縮性のあるものを選ぶことも大切なポイントになります。特に膝やウエスト部分は自由に動かすことができるように気をつけましょう。 また、ピラティスのトレーニングをしていくと、じんわりと汗をかいてくることがあります。 汗でベタついて動きの妨げになることがないように、吸湿性や速乾性のある素材を選ぶこともおすすめです。 冬など寒い季節には筋肉が硬くなりやすいため、保温性や防寒性のあるものも必要でしょう。 上手に重ね着をして、トレーニングで体が温まってきたら脱ぎやすいものを選ぶと便利です。
ピラティスの服装の選び方3：フードやファスナーなどが付いていないものを選ぶ
ピラティスのトレーニングには床に寝た状態で行うものも多くあります。 正しい姿勢を取れなくなってしまうこともあるため、フードのあるトップスはNGです。 また、うつ伏せの際に邪魔になってしまうため、ファスナーのあるものも避けた方が良いでしょう。 紐が出ているものや過度な飾りのあるものも、動いている最中に踏んでしまうと危険ですので、ピラティスの服装としてはおすすめできません。 そして、トレーニング中の意外な落とし穴となるのが「服のすれる音」です。 ピラティスでは自分の呼吸にも意識を向ける必要があるため、ナイロン製のものなどシャカシャカと音の出るものも避けた方が良いでしょう。 ピラティスの服装でお悩みの方は、ぜひ上記でご紹介した内容を参考にしてみてください。 明るい色や華やかな柄のあるウエアはトレーニングのモチベーションアップにも効果があります。お気に入りの服装を選んで、トレーニングを楽しみましょう。