ピラティス×ボディメイク お役立ちコラム

ピラティスとヨガどっちがいい? 向き不向きを確認しよう

2023年06月23日

ジムやトレーニングスタジオで行うエクササイズのなかでも、高い人気を誇るピラティスとヨガ。呼吸を意識した運動によって、柔軟性や筋力アップ、体の歪みの改善などの効果が期待できるなど共通点も多いため、自分がどちらに向いているのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、ピラティスとヨガの違いや、それぞれはどんな方におすすめなのかを解説し、自分にとっての向き不向きの参考になるよう解説していきます。

ピラティスとヨガの違い

まず、ピラティスとヨガの違いについておさらいしておきましょう。それぞれがどのような成り立ちなのかを知ることも、向き不向きを判断する一つの助けとなるかもしれません。歴史と起源ピラティスは今からおよそ100年前に、ドイツ人の従軍看護師だったジョセフ・ピラティスによって開発されたエクササイズです。もともとは、戦争で負傷した兵士のリハビリのために考えられたもので、1926年にジョセフ・ピラティスがアメリカに渡った後にダンサーやアスリートのあいだで広まっていきました。一方、ヨガの歴史はとても古く、その起源は今から4500年ほど前のインダス文明の頃にまで遡ります。インドで仏教やヒンドゥー教の修行のひとつとして取り入れられていたのが始まりです。もともとは呼吸法や瞑想によって心身を安定した状態にすることが目的でしたが、アメリカに広まって以降は呼吸法とポーズに重点を置いたエクササイズとして定着していきました。内容と目的ピラティスは胸式呼吸を使って、流れるように動き続けながら主に背骨や関節の流動性を高めていくエクササイズです。インナーマッスルを中心に鍛えることで体幹を強化し、骨格の歪みや筋力低下などを改善していきます。一方、ヨガは腹式呼吸を意識しながらさまざまなポーズに取り組むエクササイズです。ピラティスとの大きな違いは、ピラティスが流れるように動き続けるのに対して、ヨガはゆっくりと動いて一つひとつのポーズで静止するという点です。ポーズを維持しながら腹式呼吸を意識することで瞑想の状態を作り、心身のバランスを整えていきます。呼吸法ピラティスの呼吸法は、「息を吸った時に胸がふくらみ、吐いたときに胸がへこむ」という胸式呼吸です。胸式呼吸は交感神経を活発化させ、心と体を活動モードに切り替えてくれます。一方、ヨガの呼吸法は腹式呼吸で、「息を吸った時にお腹がふくらみ、吐いた時にお腹がへこむ」という呼吸法です。腹式呼吸は睡眠時などにオンになる副交感神経を活発化させるため、心と体をリラックスさせる効果があります。

こんな人にピラティスはおすすめ

ピラティスとヨガの違いについておさらいしたところで、ここからはどちらをはじめようか迷っている方のために、ピラティスとヨガの選び方についてご紹介します。まず、ピラティスをおすすめしたいのは次のような方です。ボディメイクに取り組みたい人インナーマッスルを鍛えることができるピラティス。腹横筋や脇腹の腹斜筋などウエスト周りの筋肉に効くトレーニングのため、ウエストの内側から引き締まっていきます。筋肉を鍛えつつ不要な脂肪を減らすことで、理想的な体型に近づけるはずです。運動不足な人ピラティスでは、低〜中程度の負荷を継続的に筋肉に与える「有酸素運動」を中心にエクササイズを行います。大きな負荷や疲労を感じずに体を動かすことができるため、運動が苦手な方でもストレスを感じずに運動不足を解消することが可能です。テレワークやデスクワークなどで日頃から座っている時間が長い方にも向いています。姿勢の悪さや骨格のゆがみが気になる人ピラティスは呼吸と使う筋肉に意識を向けながら行うエクササイズです。正しく筋肉を動かすことを大切にしているため、自然と自分の姿勢と向き合うことになります。インナーマッスルを鍛えて、骨盤や背骨の歪みを改善したい方、姿勢の悪さが気になる方にもオススメです。

こんな人にヨガはおすすめ

次は、ヨガに向いている人についてご紹介します。ヨガをおすすめしたいのは次のような方です。心を落ち着かせたい人ヨガの呼吸法である腹式呼吸は、リラックス時に優位になる副交感神経を活発化させるため、ストレスを和らげて心を落ち着かせたい人にオススメです。呼吸とポーズに意識をむけながら、自分の体をコントロールする練習を重ねることで、心の状態もコントロールできるようになるはずです。また、ゆったりとした深い呼吸は体の緊張をほぐしてくれるだけでなく、自律神経のバランスを整える効果もあり、ストレスに負けない心へと導いてくれるでしょう。身体を整えたい人長時間のデスクワークやさまざまな癖によって、股関節が硬くなってしまったり骨盤が歪んでしまったりと、体のバランスが崩れている人は少なくありません。ヨガは、そのような体の状態を自己認識し、左右非対称になった体を整えることができます。体を柔軟にしたい人ヨガは体を柔軟にしたい人にもオススメのエクササイズです。腹式呼吸を意識しながらポーズを行うことで、体の柔軟性や筋力をアップさせることができます。ピラティスとヨガにはそれぞれの魅力がたくさんあります。どちらが自分にとって向き不向きか確認してみて、目的に合った方を選びましょう。上記の記事を参考に、ピラティスにチャレンジしてみたいと思った方は、ぜひURBAN CLASSIC PILATESへお気軽にお問い合わせください。

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