皆さんは、人に「背中丸まってますよ」「腰反ってますね」などと姿勢のことに関して言われたことはありませんか?その原因としてはいくつかありますが筋肉的要因として筋肉が硬い人、筋肉の作用がうまく機能していない人といった要因があります。その姿勢が、自身の身体にどういった影響を与えるのか。また、なにが原因でそうなっているのかを説明していきます。
猫背とは
猫背とは、猫のように背中が丸くなっている姿勢のことです。骨盤が後傾している場合は、背中が丸まります。そのため、猫背になっている人が多い傾向にあります。太ももの裏側のハムストリングが前側の大腿四頭筋より緊張していると、骨盤が後ろに引っ張られ、その結果として骨盤が後傾してしまいます。原因の一つとして、ずっこけ座りが挙げられます。ずっこけ座りとは、お尻が背もたれより前に出て、背もたれに寄り掛かかる形で、重心が背中に置かれている座り方です。長時間座り姿勢を続けるとき、途中で疲れてきて、背もたれに強く背中を預け、腰が前に突き出た姿勢が骨盤後傾の一因になります。
猫背が身体に与える影響
背骨が丸まり、顎が前に出た姿勢では、頭の重みが首や肩に直接かかることになります。すると、首や肩の筋肉に負担がかかり、筋肉が硬くなってしまい、首や肩が気になる原因となります。上半身の重心にズレが生じてしまうため、腰の負担を感じやすくなります。本来なら、上半身は背骨や肩、お腹の筋力で支えられているのに、腰だけに極端に負荷がかかるので、腰への負担を感じやすくなります。この状態が続くと、腹筋や背筋がいっそう弱まり、正しい姿勢が保てずに腰への負担が悪化することになります。
反腰とは
骨盤が前傾している場合は、お尻が突き出るような姿勢になりがちです。そのため、バランスをとろうと腰が反ります。この状態の姿勢を反腰と呼びます。前側の大腿四頭筋が、後ろ側のハムストリングスよりも緊張していると骨盤が前に引っ張られることによって、傾いてしまっていると骨盤が前傾し、反腰になります。原因としてよく挙げられるのが、ヒールが高い靴の常用です。ヒールの高い靴を履いていると前のめりの姿勢になるため、無意識に体を後ろに反らせてしまい、骨盤前傾の一因になります。
反腰が身体に与える影響
反腰は腰の筋肉が過剰に緊張した状態です。腰に負担がかかるため、痛みも出やすくなります。慢性的な腰痛だけでなく、腰部脊柱管狭窄症や坐骨神経痛を引き起こすこともあるので、放置しないように注意してください。また反腰の人は、お腹の筋肉が緩んだ状態です。太っていなくても下腹だけぽっこり出るのは、反腰の特徴と言えます。
骨盤の動きのエクササイズとストレッチ
猫背や反腰、どちらの方に対してもおススメのエクササイズはキャット&ドックというエクササイズです。やり方としては…①四つん這いになります。②息を吸いながら上の方を見て、ぐっとお腹を突き出します。③息を吐きながら、背中を丸めておへそをのぞき込みます。背中はぐっと引き上げましょう。ストレッチとしては骨盤の歪みを作り出す原因の筋肉を伸ばすことが大事になるので、猫背(骨盤後傾)であればモモ裏やお尻のストレッチを。反腰(骨盤前傾)であれば前モモや腰のストレッチをしていくことが大事になります。
まとめ
猫背や反腰はその部分だけを見てしまう方も多いと思いますが、骨盤の傾きとの関係性がかなり高いです。そのため、ご自身でできるケアとしては、緊張している筋肉へのストレッチが大事になります。また、筋肉を動かさないと硬くなってきますので、適度に身体を動かす運動をしていくこともおススメします!特にピラティスがおすすめですよ♡監修株式会社VB NEXT私たちは、マシンピラティスとファンクショナルトレーニングを組み合わせた、サーキット形式のボディメイクスタジオのURBAN CLASSIC PILATESを運営しています。インナーとアウター、両方の筋肉を鍛えることで、より効率的に理想のボディメイクを実現します。今なら無料見学会&入会キャンペーン実施中!ご予約はこちらから。